アトピーにステロイド - 使う?使わない?

こんばんは。

安定の亀更新です。

もうちょっと安定して更新できるよう頑張りたいです(;´・ω・)

さて本題ですが、アトピーや湿疹などで苦しんだ経験のある方、もしくは現在進行形の方がもしかするとこの記事をご覧くださっているかもしれません。

センシティブなトピックに言及しますが、私自身は医師ではありませんし、専門知識を持ち合わせているわけでもありません。

そこらへんにいる主婦の、一つの考えとして

ふ~ん、そんな風に考えてるんだ。

くらいの気持ちで読んでいただければ幸いです。

ステロイド推奨派と脱ステロイド派

この見出しの表現が適切かどうかわかりませんが…

私は今、Twitterで健康に関する情報を収集しています。

そこで時々見かけるのがアトピー治療などに用いられるステロイド剤についての議論です。

現在、アトピーにはステロイド外用剤を塗布するというのが標準治療となっていますが、ステロイドの使用についてはいろいろな意見があります。

脱ステロイドを推奨あるいは実践しているツイート、脱ステロイドを批判するツイート…

私が見かけ、印象に残ったのはアトピーに苦しむ当事者というよりも、お子さんをお持ちの親御さんの立場の方々の発信でした。

脱ステロイドを訴える方は、ステロイドの副作用について心配し、子どもをできるだけ自然な方法で治してあげたいと思っています。そしてステロイドは悪!と叫びます。

脱ステロイドに反対する方は、子どもに必要な医療を受けさせないのはネグレクトだ、子どものことを本当に思っていないからそんなことができるのだと批判します。

(あくまで私が見かけた範囲です)

これ、元々はどちらも子どものことを思っての発言なんですよね。

大切な我が子の辛さをなんとかしてあげたいという気持ちはどちらも同じ。

でもお互い自分が正しいと思っていて、お互い相手は親として間違っていると思っている(人もいる)。

自分が選んだ治療法が否定されるのは不快だから、攻撃に出る(人もいる)。

本当は人の子がどんな治療を受けようとそのおうちの選択なのだから批判する必要ないはずなんだけど、あっちがおかしいと対立する。

まぁ、攻撃されたら反撃したくなるから、気持ちはわかります。

ステロイドの使用については、専門家であるドクターでさえ意見が分かれています。

専門家の考え方が分かれている以上、専門知識を持たない親は、情報収集した上で自分がこれだと思う方を選択するしかありません。

どちらを選択するとしても、親としての愛情ゆえだと思います。

だからステロイド治療を選択しようと、脱ステロイドに踏み切る、あるいは最初から使用しないという選択をしようと、それはそのご家庭、親御さんの決定ですので、批判するつもりはありません。

ただ、私自身はアトピーではありませんが、辛かった手湿疹を治すのにステロイドは使用したくないと思い、ステロイドを処方しない皮膚科にお世話になりました。

過去にステロイドを使用しても良くならなかった経験もあってのことです。

高タンパク食と糖質制限、メガビタミン療法の効果も含めてだと思いますが、今はきれいな手になりました。

(だからステロイドは絶対使うなと言いたいわけではありません)

ステロイド治療について、いえどちらかと言えばステロイドを使わない治療について気になったので、本を読んでみました。

その本がこちら

東京の練馬区にある藤澤皮膚科の院長、藤澤重樹先生のご本です。

藤澤先生のもとには全国から重度のアトピー患者さんが集まります。

私もかつてお世話になっていました。

私も電車で通っていたのですが、他県に住んでいる学生時代の友人も遠方からわざわざ通っていることがわかり、驚いたことがあります。

そんな偶然があるほど有名な皮膚科なのでしょう。

通院していた当時は先生のご本は読んだことがなかったのですが、今回初めて読みました。

この本が私にはとても勉強になりました。

少しだけ内容をご紹介します。

とても読みやすい本です。

ステロイドでアトピーは治るのか?

先生によれば、ステロイド療法は単なる対症療法に過ぎないとのことです。

藤澤先生によればというより、アトピー性皮膚炎診療ガイドラインには

「アトピー性皮膚炎は遺伝的素因も含んだ多病因性の 疾患であり,疾患そのものを完治させうる治療法はな い.したがって,薬物療法は対症療法を行うことが原 則である.」

とあります。

標準医療はアトピーを完治できる疾患とは捉えておらず、寛解にもっていくものという認識なのですね。

完治か、寛解かということはさておき、

藤澤先生は標準医療を見直すことを勧めています。

アトピーの究極の治療法とは、何もせずに放っておくことにつきる、と言い切っていらっしゃいます。

はい、炎上しそうなフレーズですね~~。

そんなもので治れば苦労しない!トンデモだ!という声が今にも聞こえてきそうです。

まだ始まったばかりのブログで見る人ほとんどいないと思うけど(2019年6月25日現在)。

そういうツッコミが入ったらある意味ありがたいと思います。読んでいただけているわけだから。

話を戻して、こちらの本の中では

・ステロイドの使用によって何が起きるか

・症状を悪化させてしまう何気ない習慣

・改善のために何が役立つか

ということが書かれています。

そして、私が印象に残っているのは、

現在行われている‘’標準治療‘’が本当に素晴らしいものであれば、アトピー有病率が増えているというデータ、事実をどう説明するのか、というところです。

ステロイド治療はアトピーの有病率を減らすことに全く寄与していない、とのことです。

もちろん、ステロイドを使用して良くなったという方もいらっしゃることでしょう。

ですが、ステロイドを使用しても、しかも医師の指示に忠実に使用しても悪化の一途をたどる人がいることも事実です。

そして脱ステロイドに踏み切って良くなる人がいることもまた事実なのです。

藤澤先生のご本にはこれまでの常識を覆すことが書いてあるので、受け入れがたい方も多いと思います。

それでも、もしステロイドについて迷いがあるなら、一度手に取って読んでいただきたいです。

私は先生を尊敬しています。

診ていただいていた当時はそんなに尊敬していなかったんですが ←おい

標準治療と逆の方針を持つ先生はおそらく医学界では変人枠で生きてきたであろうと思うのですが(先生ごめんなさい)

周囲から批判されることを恐れずに、ご自身が確信した治療をずっと続けてこられ、そしてきちんと患者を治していらっしゃるからです。

私自身は現段階では、もし自分の子どもがアトピーになったら、やはりステロイドは使用したくありません。

薬を使う前に、今回この本から知った方法を実践したり、生活習慣を見直して原因となっている可能性のあるものを消去法で除去してみると思います。

食事による体質改善が効果を発揮することもあると思うのです。

今私がやっている高タンパク食とか糖質制限とかメガビタミン療法とかね。

ですが、今この記事を読んでくださっているあなたに絶対使用するなと言うつもりはありません。

ステロイド治療を勧める医師の話も聞いて、あるいはそのような情報に触れ、そして脱ステロイドについても情報を得て決定されたなら、どちらを選択しても親としての責任を果たしていると言えるのではないかと個人的には考えます。

それに途中で一度決めた道を変更しても良いのです。

ステロイドの使用についての決断を下す前にご留意いただきたいこと

アトピーは軽症の風邪のように数日すれば治るものではありません。

ステロイドを使用しても、しなくても、決して短くはない辛い時期を必ず経験なさるでしょう。

繰り返しになりますが、ステロイドを使用する側としない側、両方の情報を得てください。

自分のことならともかく、大切な我が子のことならなおさら、どちらにしても迷いが生じることは避けられないと思います。

治療を選択するということは、とてつもなく大変なことだと思います。

どんな治療を受けるにしても、良くなられることを心から願っています。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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